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たかなし
いなログ!管理人
宗教学と民俗学研究のライフワークの一つとして神社仏閣巡りをしていく中で稲荷大神の魅力に惹かれる。
いなログ!では稲荷神社を中心に色々な神社仏閣を紹介しています。
東京生まれ東京育ち。現在は大阪在住。
伏見稲荷大社特別講員。
アニメ・漫画などのサブカル好き。

阿倍王子神社【大阪市阿倍野区】

参拝日:2025年4月7日月曜日

今回は大阪市阿倍野区にある「阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)」に参拝。

以前来訪した「安倍晴明神社」と「玉菊稲荷神社」はこの阿倍王子神社が本社となる。

阿倍王子神社

祭神名

伊弉諾命(いざなぎのみこと)

伊弉冉命(いざなみのみこと)

速素盞嗚命(すさのおのみこと)

品陀別命(ほむだわけのみこと)

おキヌさん

品陀別命は第15代応神天皇のことをいいます。八幡大神ともよばれています。

創建・由緒

阿倍王子神社は仁徳天皇(にんとくてんのう・第16代天皇)の創建と伝えられているが、一説には古くより阿倍野を本拠地とした阿倍氏の創建とも伝えられている。

おキヌさん

阿倍氏は第8代孝元天皇(こうげんてんのう)の皇子、大彦命(おおひこのみこと)を祖先とする皇別氏族で、後の安倍晴明を輩出する家系です。
「阿倍」姓から「安倍」姓に変更されたのは平安時代以降とされています。

平安時代初期、弘法大師空海が淳和天皇(じゅんなてんのう・第53代天皇)の勅命にて当地で疫病退散の祈祷を修した。

平安後期に熊野信仰が興隆すると、京都より和歌山に至る道筋に熊野街道に沿って熊野詣の途中の休憩と遥拝の為のお宮としてたくさんの神社(王子社)が設けられた。

熊野九十九王子(くまのきゅうじゅうきゅうおうじ)と称されたほどたくさんの王子社ができ、土地の名をつけて〇〇王子と呼ばれるようになり、当地は阿部野に鎮座しているので阿倍野王子となった。

南北朝以後の争乱により多く移り変わりがあったが、阿倍野の氏神として信仰を集め、江戸時代には熊野第二王子と呼ばれた。

明治に入ると大江神社(おおえじんじゃ)と改称し村社となり、明治40年(1907年)に旧東区安土町(現中央区)鎮座の男山八幡神社(おとこやまはちまんじんじゃ)を合祀して大江八幡神社と改称したが、明治44年(1911年)に阿倍王子神社の現社号に戻し、大正2年(1913年)に郷社となる。

昭和45年(1970年)に社殿、参集殿の造営並びに神域の整備をし、現在大阪府下唯一の旧地現存の王子社となっている。

また、阿倍王子神社は和歌山県の熊野本宮、速玉(新宮)、那智大社の末社である。

拝殿

御烏社(願掛け御烏)

祭神:八咫烏大神(やたからすのおおかみ)

阿倍王子神社に伝わる縁起絵巻「摂州東成郡阿倍権現縁記(せっしゅうひがしなりぐんあべごんげんえんぎ)によると、仁徳天皇の夢に熊野の神使である童子が現れ「この日本を平和で豊かな国にしたければ、神のお示しになる島にお宮を建立し、丁寧にお祀りしなさい」と神託を下した。

夢から覚めた天皇は群臣を召されて頻りに神事を執り行う。

仁徳天皇が熊野の神様の示された地を求めて探させたところ、あべの中洲の上空に妖しい雲が立ち込め、浪打ち際の松の梢に一匹のカラスが止まっていた。このカラスは首から上が雪のように白く、眼は太陽の光よりも明るく、足は三本のまさしくヤタガラスだった。

阿倍島にヤタガラスが出現した報告を仁徳天皇は非常に喜び、早速熊野の神様をお祀りするお宮を建立した。

これが現在の阿倍王子神社の創建の由来となる。

このことから阿倍王子神社ではヤタガラスを八咫烏大神として祀っている。

おキヌさん

八咫烏は日本サッカー協会のシンボルにもなっていますね。

葛の葉稲荷神社

祭神:葛之葉稲荷大神・末広大神・萬直大神・白玉大神・宝玉大神・玉姫大神・日切大神・大高大神

ここでは8柱の神を祀っているがすべて宇迦之御魂大神(うかのみたまのかみ)である。

葛の葉は霊狐であり、安倍晴明の伝説上の母親。

大阪府和泉市にある「信太森葛葉稲荷神社(しのだもりくずのはいなりじんじゃ)」と同じく安倍晴明ゆかりの社。

葛の葉稲荷神社は元は男山八幡神社の本殿である。

阿倍王子神社からほど近い安倍晴明神社には「葛之葉姫図」という葛之葉が描かれている石碑があるのでそれも一見の価値がある。

総合末社 (春夏冬社)

祭神:天照大神・豊受大神・住吉大神・春日大神・金刀比羅大神・恵比須大神・天満大神・高良大神・由賀大神

水神社

祭神:罔象女神(みつはのめのかみ)・高龗神(たかおかみのかみ)・暗龗神(くらおかみのかみ)

水神社という名前だけあって祀られている神は全て水に関係している。

安倍晴明と雨乞いの話は有名で、安倍晴明が雨乞いの祈祷をする際に陰陽道の天の東西南北と中央にいる五龍神に祈って大雨を降らせたとする伝承がある。

神木

境内の4本のクスノキを神木として祀っている。

茂杜能木霊神(もりのこだまのかみ)
汰紀能木霊神(たきのこだまのかみ)
多摩能木霊神(たまのこだまのかみ)
波多能木霊神(はたのこだまのかみ)

たかなし談話

阿倍王子神社は安倍晴明神社と合わせて行くと大変面白い。

安倍晴明好きにはたまらない神社だろう(たなかしもそう)

ご利益に関しては色々な神様を祀っているので何のお願いでも効きそうだ。

この周辺では八咫烏を祀っているのも珍しく、社務所で頒布している「やたがらすおみくじ」が可愛くて人気だ。

阿倍王子神社も安倍晴明神社もそこまで広くないので、気軽に参拝出来る神社だ。

参拝者が境内にある全ての社にお参りしている人が多かったのが印象的だった。

アクセスも悪くなく、良い神社なのでぜひ近くに来たら立ち寄ってみてください。

アクセス

阿倍王子神社
〒545-0034 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町9−4
公式サイト:阿倍王子神社

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