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たかなし
いなログ!管理人
宗教学と民俗学研究のライフワークの一つとして神社仏閣巡りをしていく中で稲荷大神の魅力に惹かれる。
いなログ!では稲荷神社を中心に色々な神社仏閣を紹介しています。
東京生まれ東京育ち。現在は大阪在住。
伏見稲荷大社特別講員。
アニメ・漫画などのサブカル好き。

大江神社【大阪市天王寺区】

参拝日:2025年4月9日水曜日

今回は大阪市天王寺区にある大江神社(おおえじんじゃ)に参拝。

この神社は四天王寺を守るための鎮守の1社として聖徳太子によって創建された。

大江神社の特徴は「狛虎(こまとら)」という虎の姿をした像があり、阪神タイガースファンからの信仰が篤い神社としても有名である。

大江神社

祭神名

豊受大神(とようけのおおかみ)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)

欽明天皇(きんめいてんのう)

大己貴命(おおなむじなのみこと)

少彦名命(すくなひこなのみこと)

創建・由緒

大江神社は、上之宮神社・小儀神社・土塔神社・河堀稲生神社・堀越神社・久保神社の各社と共に天王寺七宮と称し、四天王寺の鎮守として聖徳太子が祀ったものが始まりとされる。

天王寺北村の産土神(うぶすながみ)として豊受大神を祭祀している。

いつの頃からか神仏が交わり、毘沙門天を祀り四天王寺の所管となり「乾の社」と称するようになる。

境内に神宮寺を建て祭祀も僧徒(四天王寺東光院神宮寺の別当)が務めるようになる。

おキヌさん

神宮寺(じんぐうじ)とは神仏習合の時代に神社に附属して建てられた仏教寺院のことです。「乾の社」の頃は神職ではなく僧侶が運営をおこなっていました。

その後、明治維新後の神仏分離令により、神仏が分けられ慶應3年(1867年)に今の社名に改められた。

大江神社の名前の由来は大江岸(おおえのきし)に続いた社地であったところから。

明治40年(1907年)土塔神社(祭神:素戔嗚尊)、上之宮神社(祭神:欽明天皇、相殿に大己貴命、少彦名命)、男山八幡神社(祭神:応神天皇)を合祀。

明治41年(1908年)小儀神社(祭神:素戔嗚尊)を合祀。

拝殿

大江神社は太平洋戦争にて絵馬堂と神器庫を残しすべて焼失したが、昭和38年(1963年)、氏子崇敬者により本殿、拝殿が復興された。

1800坪の境内には約130本もの榎木、楠木等の樹木が覆い繁り、大阪市の保存樹林の指定を受けている。

摂末社

日吉稲荷神社

大江護国神社

大江護国神社は「百歳(ももとせ)の階段」と名付けられている階段の途中にある。

この階段は101段あり、「人生の区切り100歳よりあともう1歩心も身体も健康でありますように」と願いを込めて名付けられた。

蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)で戦死した48名の長州藩士の霊を祀る。

明治3年(1870年)に山口藩(長州藩)によって建立され、明治23年(1890年)に山口藩殉難諸士招魂碑が建てられた。

おキヌさん

蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)は、元治の変(げんじのへん)とも呼ばれます。
政変により京都から追放されていた長州藩勢力が、会津藩主で京都守護職の松平容保(まつだいらかたもり)らの排除を目指して挙兵し、京都市中において市街戦を繰り広げた事件です。
大名勢力同士の交戦は慶長20年(1615年)に行われた「大阪夏の陣」以来で、太平の世を揺るがす大事件でした。

俳句碑

文化14年(1817年)建立。

この俳句碑は、松尾芭蕉が元禄7年(1694年)9月9日に大阪城入りし、同月26日に大江神社の南隣に存在していた料亭「浮瀬(うかむせ)」にて句会を開いたことにちなみ建立された。

「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」(翁)
「よる夜中 見ても桜は 起きて居る」(三津人)
「綱の子の 名にやあるらん 杜宇」(千季)
「春風の 夜は嵐に 敷れ鳧」(暁臺)

狛虎

古来より鎮座する狛虎の由来は、戦火によってすべての資料を失い不明である。

伝承によれば、明治の神仏分離令の折に、阿吽一対の吽形(うんぎょう)のみが滋賀のある寺へ持ち出されたとあるが定かではない。

この狛虎の奥の空き地にはもともと毘沙門天を祀る社があり、虎は毘沙門天の化身や遣いとされているので、その関係で鎮座されたのではないかと思われるがこれも定かではない。

残された阿形(あぎょう)は戦火によって満身創痍になりながらも浪速の守護神としてその威厳を保ってきた。

平成14年(2002年)阪神タイガースの不振の救世主として星野仙一氏が監督として迎えられたのを機に、一人のファンが狛虎に「献歌」による優勝祈願を始めた。

星野氏が就任して2年目の平成15年(2003年)にはシーズン初めから破竹の勢いで勝ち進むのを見て、願掛け賛同者が増えていった。

そして吽形の建立話がもちあがり、同年8月26日に境内に阿形のみだった狛虎に吽形が加わり一対となり鎮座された。

この9月初旬、18年ぶりのリーグ優勝を果たす。

平成23年(2011年)痛みがひどくなったため、阿形が再建立された。

令和5年(2023年)11月5日、阪神タイガースは38年ぶり2度目の日本一に輝いた。

たかなし談話

大江神社の主祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)。

伊邪那美命(いざなみのみこと)から生まれた和久産巣日神(わくむすびのかみ)の子供で、トヨウケビメともいわれてます。

食物・穀物を司る女神であることから、大気都比売神(おおげつひめのかみ)や保食神(うけもちのかみ)と同じように、稲荷神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と習合し同一視されるようになりました。

宇迦之御魂神は須佐之男命(すさのおのみこと)が、櫛名田比売(くしなだひめ)の次に娶った(妻にした)神大市比売(かむおおいちひめ)との間に生まれたとされてるので豊受大神(とようけのおおかみ)とは系譜は違うんだけど、神や仏は時代が経つにつれ異なる神や仏が一緒になったり、本来の形から変化したりすることはよくあるからそういうもんだと思っておくといいです。

この神社の特徴はなんといっても狛虎。

狛虎は愛嬌のある顔でぬいぐるみみたいでかわいい。

狛虎周辺には阪神タイガースファンの願かけの木札などが置いてありそこの一角は熱量が凄まじい。

境内は静かで落ちつく良い神社でした。

阪神タイガースファンの方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス

大江神社
〒543-0075 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5−40
公式サイト:大江神社

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